肩甲骨の間が痛くてだるいんです。これ肩こりですか?
セラピストの方であれば「肩甲骨の間の痛み」を訴える方を見たことがあると思います。 しかし、この痛みの原因は何でしょうか?ただの肩こりですか?首から?背中?姿勢から?それとも筋肉の硬さなのでしょうか?菱形筋の硬さですか?フォームローラーやストレッチボールでほぐしても一時的にしか緩和しなければ別の方法も試すべきです。
このブログでは、肩甲骨内側部痛や菱形筋痛の原因を考えていきます。
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頸椎(首)からの痛み
肩甲骨の間の痛みは頚椎の間にある椎間板や関節、神経根などが影響していることが多いようです。 この研究によると椎間板のさまざまな面に有害な刺激を加えると、菱形領域の痛み(肩甲骨間)が再現されることが証明されています。
同様に頸椎C4/5の刺激が肩甲骨内側に痛みを引き起こすことが証明されています。
神経根の痛みは、腕や指の症状が出る前に肩甲骨の痛みとして現れることもあります。
まとめると肩甲骨間の痛みは首(頸椎)からの影響も考えなければなりません。
頸部または肩甲骨領域の痛みの原因としての頸根 – PubMed (nih.gov)
頸椎ディスコグラフィー:首、肩、腕の痛みの病因とメカニズムへの貢献-PMC (nih.gov)
挑発的な子宮頸部ディスコグラフィー症状マッピング – PubMed (nih.gov)
対処できることから実行する
必ずしも神経が圧迫されている、椎間板が損傷しているというわけではありません。様々な要因によって神経症状は出現します。もちろん長引く痛み、痺れは専門のDrに相談することをお勧めします。
私たちができることはまず「対処できることに集中する」ことです。 以下、肩甲骨の痛みを改善させる日常生活での対処法をお伝えします。
- 長時間同じ姿勢:長時間同じ姿勢が続くと症状が悪化することが多いので、定期的に休憩をとって、散歩や運動、体を動かすことが大切です。後半で紹介するストレッチを行っても構いません。
- 姿勢:最適な姿勢はなく、人によって快適な姿勢は異なります。背筋を伸ばすと良いと思われがちですが、実際にはリラックスして少し猫背のほうが楽に感じることもあります。色々な姿勢を試して、自分に合ったものを見つけましょう。
- 首の位置:首の位置については、個人差があります。痛みのある側で寝ると良い人もいれば、痛みのない側で寝ると良い人もいます。また、首を平らにするのが良い人もいれば、枕を2〜3枚重ねて首を高くするのが良い人もいます。自分に合ったものを見つけましょう。
- 睡眠:睡眠の質や量が悪いと、症状が強くなることがあります。睡眠の改善には、変えられることと変えられないことがあります。変えられることは変えてみましょう。例えば、夕方にカフェインを摂取しない、寝る前にスマホを見ないなどです。
- ストレス:ストレスは神経の過敏性を高め症状を引き起こすことがあります。ストレスの原因や対処法を変えることができれば、神経症状が緩和することもあります。
肩甲骨間の痛みを緩和させるエクササイズ
神経の過敏性は運動にすぐに反応しない可能性があります。時間をかけてゆっくりと運動を続けてください。もし翌日に症状が悪化するなら、運動量を減らし様子を見る必要もあります。
ここでは頸椎へのストレスを緩和させ、肩、肩甲骨の筋力を高め耐久性を高めることが必要です。 胸椎のストレッチ、エクササイズを紹介します。
肩甲骨内側の痛み解消エクササイズ
背中の痛みを解消するエクササイズを3つご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
- 痛みの原因: 肩甲骨の間の痛みは、頸椎(首)や姿勢、筋肉の硬さなど、さまざまな要因が考えられます。
- 対処法: 長時間同じ姿勢を避け、適度に休憩を取ることが重要です。姿勢や首の位置を調整し、自分に合ったものを見つけましょう。
- 生活習慣の改善: 睡眠の質を向上させ、ストレスを減らすことが痛みの緩和に役立ちます。
- エクササイズ: 肩甲骨内側の痛みを和らげるためのストレッチ、エクササイズをご紹介しました。
参考になれば幸いです。
免責事項
情報の正確性: このウェブサイトや動画は一般情報提供のみを目的としており、診断や治療の代替として使用すべきではありません。個別の健康状態に関する情報は、専門医や理学療法士からの助言に代わるものではありません。健康に関する重要な決定を下す際には、近くの医療専門家との協力をお勧めします。